Reval トレジャリー・リスクマネジメントブログ

Japan is Back ! そんな掛け声の下、安倍内閣の「日本再興戦略」に基づく成長戦略の施策の一つとして、2014年「コーポレートガバナンスの強化」が打ち出されました。5つの基本原則からなるコード(規則)は、日本の「稼ぐ力」を取り戻すことを目的に、外国人株主を含む少数株主の権利の平等性確保や企業情報の適切な開示と透明性の確保、及び、企業の持続的成長や中長期的企業価値の向上に向けた独立社外取締役の設置など取締役会の制度見直し等が検討項目とされました。

いやー、ちょっと酷いものを見てしまいました。先日、あるホテルのエレベーターに乗っていたら、一人の男が乗り込んできて、ずっとドアを手で押さえているのです。エレベーターには、私の他にも何人か乗っていたのですが、その男はドアを押さえたまま、外をキョロキョロ見回しています。暫くしたら、社長と思しき人物が平然と乗り込んできて、その男に向かってこう言いました。「オッ、ご苦労!」ドアを押さえていた男にとって、社長がすべてであり、私を含めて他の利用者のことはまったく眼中になかったようです。彼にとって重要なのは、その会社の中のルールや上下関係だけであり、一般社会の規範には全く無関心だったのでしょう。立派な風態のその社長さんも同じです。それを見ていて、私は怒りを通り越して、本当に情けない気持ちだけが残りました。

Googleが開発したAIの“アルファ碁”が、世界最強のプロ棋士をコテンパンにやっつけたというニュースが世界中を驚かせました。Big Dataでシュミレーションし人間が教え込まなくても自律的に能力を高める機械学習と、様々な事象の特徴を自ら抽出し概念化する深層学習(ディープラーニング)により、今やAIは人間を超越しつつあるようです。恐らくそれほど遠くない将来には、グローバル化し多様化する企業経営も、AIによって、人間が行なうよりは遥かに合理的かつ迅速に処理される時代が来るのでしょう。しかし、企業経営は囲碁や将棋のようなゲームほど単純なものではありません。少なくとも現時点では、どのような経済環境下においても最適の経営判断ができるようなAIは出来ていません。

 新潟県の西の端、北アルプスが日本海に沈み込むところに、“親不知、子不知”という古くからの交通の難所があります。断崖絶壁と荒波が旅人の行く手を阻み、この難所の波打ち際を駆け抜ける際に、親は子を忘れ、子は親を顧みる暇がなかったことから、親知らず・子知らずと呼ばれるようになったということです。 1990年代後半以降、多くの日本企業が事業再編やM&Aに積極的に取り組むようになるに従い、「グループ経営」という言葉が浸透して久しくなりました。今月は、日本の企業を取り巻く3つの大きな潮流“3G”の内、Group Management(グループ経営)を2回にわたって取り上げてみたいと思います。

今、最も先進的な産業分野は、自動車ではないだろうか。先日、シリコンバレーに行く機会があったが、Google、Appleをはじめ多くの世界的IT企業が、Big Data、AI、GPSなどの先端技術を駆使し、自動車の自動運転に向けて一斉にしのぎを削っていた。また、珍しく、日本のベンチャー企業が、この分野では大いに健闘しているのも印象深かった。