Reval トレジャリー・リスクマネジメントブログ

 グローバリズムが進展する中、世界で紛争や政変などの不安心理が市場に広がると日本の円が買われます。しかし、こうした動きに少なからず疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。 少子高齢化で総人口が減少し、一方で膨大な財政赤字を抱えながら、経済成長も低迷している国の通貨が、なぜ有事の際の逃避先通貨になるのか不思議な感じもします。ただ、世界の資本市場では間違いなく、日本は安全国「セーフ・ヘイブン」であり、円は「安全通貨」と見なされています。

 大方の予想に反して、思いもしない事が起きることがある。特に昨年は、最後は落ち着くところに落ち着くだろうと思われていた英国のEU離脱が国民投票で可決され、アメリカでは泡沫候補と言われたトランプがヒラリーを打ち破ってまさかの当選を果たした。あり得ないと思っていたことが次々に現実のものとなってしまうと、人は無力感に苛まれ、多くの場合気分が落ち込むものである。Brexitの交渉がスタートし、アメリカ大統領の就任式が行なわれるのを目の当たりにして、この先の不安感から嫌な空気が世界中を覆っているようです。 極東の島国においても、大寒を迎え本格的な冬将軍が到来する中、多くの企業では不透明な世界情勢に底知れぬ不安と戸惑いに包まれているように見えます。

「子は親の鏡」親の考え方や言動がそのまま鏡のように子供に伝わる、という諺です。 ドロシー・ロー・ノルト(Dorothy Law Nolte)さんという米国の詩人の「子は親の鏡」というミリオンセラーになった詩は、37ヵ国語に翻訳され、世界中で多くの共感を呼んだそうです。その中に、次のような一文があります。

 国際会議において、決まって議長が困ることが二つあるといいます。一つは、日本人の参加者に意見を言わせることで、もう一つは、インド人を黙らせることだそうです。  ことほど左様に、インド人は自分の意見を持ち、それを積極的に伝えようとしますが、一方、日本人はそもそも自分の意見をあまり持たないし、おのずと無い袖は振れないわけで、大した意見でもないものを発表しようとすることには躊躇しがちです。

グローバル化が進展する中で、コントローラーという役職を見聞きする機会が増えてきています。このコントローラー(Comptroller)という言葉は、辞書では検査官となっていますが、アメリカや英国の企業組織に多くみられ、役割としては文字通りコントロールを行う職務と考えられているようです。主に、経費予算を作成し、経費の各項目が予算どおりに運用されているかをチェックし、必要があれば改善策を作成する事が仕事のようです。